俳句結社 柳橋句楽部

師匠なし、添削なしの自由気ままな俳句の会です。メンバーおのおので句評をぶつけ合います。月1回、都内某所で開催(現在はコロナにつきビデオ句会が主)。会員12名。句評(句の感想)のカキコミお願いします! また、仲間を募集中。興味ある方はぜひご連絡ください。

第299回句会投句

8月17日に開催予定の第299回句会投句です。

ぜひ、句評などカキコミをお願いします!

 

【自由句】

1  炸裂を煙につつまれ花火果つ

2  セミ鳴いて湯に瞑目の首二つ

3  百万の足もと溶けるシュシュひとつ

4  樺林(かばばやし)朝蝉の声満満と

5  アボガドとお岩の体幹ひずみおり

6  猫あくび破れ団扇にヤモリ居て

7  糸ほどのカマキリ止まる花擬宝珠

8  風死んで猫のあくびの長きかな

9  描きくれし友の白桃仏前へ

10  迎え火の燃え尽きたあと涼風や

11  玻璃光り短冊の指揮風の唄

12  湖上より音走りくる花火かな

 

【兼題句/お題=首】

1  馴れ初めはアカツメクサの首飾り

2  赤べこの首の揺れてる夏座敷

3  首枷をはずせぬままに令和なり

4  首元に“のようなもの”飼いならし

5  首もとのアイテム選びにも30分

6  首根っこつかみそこねて星月夜

7  首肯せずガラス向こうの原爆画

8  原爆忌シャンプー台に並ぶ首

9  炎天下屋台の操り首動く

10  キリンゆく首はため息の通いみち

11  雷雲や諸行無常の首都に住む

12  もっぱらに上下する首ビアガーデン