第299回句会投句
8月17日に開催予定の第299回句会投句です。
ぜひ、句評などカキコミをお願いします!
【自由句】
1 炸裂を煙につつまれ花火果つ
2 セミ鳴いて湯に瞑目の首二つ
3 百万の足もと溶けるシュシュひとつ
4 樺林(かばばやし)朝蝉の声満満と
5 アボガドとお岩の体幹ひずみおり
6 猫あくび破れ団扇にヤモリ居て
7 糸ほどのカマキリ止まる花擬宝珠
8 風死んで猫のあくびの長きかな
9 描きくれし友の白桃仏前へ
10 迎え火の燃え尽きたあと涼風や
11 玻璃光り短冊の指揮風の唄
12 湖上より音走りくる花火かな
【兼題句/お題=首】
1 馴れ初めはアカツメクサの首飾り
2 赤べこの首の揺れてる夏座敷
3 首枷をはずせぬままに令和なり
4 首元に“のようなもの”飼いならし
5 首もとのアイテム選びにも30分
6 首根っこつかみそこねて星月夜
7 首肯せずガラス向こうの原爆画
8 原爆忌シャンプー台に並ぶ首
9 炎天下屋台の操り首動く
10 キリンゆく首はため息の通いみち
11 雷雲や諸行無常の首都に住む
12 もっぱらに上下する首ビアガーデン