第3回 連句
2019年11月18日スタート!
順番
1 庵々 2 智 3 稚女 4 与太郎 5 十忽 6 苦楽亭
7 風樹 8 鉄平 9 めんこ 10 みみず 11 すみれ
初折/オモテ
発句[冬]
子のごとく楽しみを待つ冬支度 庵々
脇句[冬]
楽譜を照らす冬の稲妻 智
第三[冬]
泥酔のサンタも交じる聖歌隊 稚女
4句[冬]
聖母の膝で迎える新年 与太郎
5句[月の定座/冬]
太陽を隠し切れずに冬の月 十忽
6句[雑]
夜の庵庵窓の外見る 亮
初折/ウラ
7句[雑]
オーイキミ彼方で歌う旅人よ 風樹
8句[雑]
帽子のリボンに切符差し 鉄平
9句[雑]
フリージア硝子の傷の十四五本 みみず
10句[雑]
庭は臨時のオープンカフェ すみれ
11句[雑]
珈琲に誘われ閉じる電子図書 智
12句[雑]
アナログ生まれのアナログ育ち 稚女
13句[月の定座/春]
おぼろ月を懐かしむ姫と飲み明かし 与太郎
14句[春か雑]
渡り廊下で足踏み外す 十忽
15句[春か雑]
その先は満天の星蝶乱舞する 苦楽亭
16句[雑]
オランウータンの星座をたどり 風樹
17句[花の定座/夏]
森人の百合らし闇に斧おろし 鉄平
18句[夏]
拓いた道に薫る蚊遣火 めんこ
名残折/オモテ
19句[夏]
庭先にねずみ花火の燃え残り みみず
20句[夏]
ダリアの葉影に白猫のいて すみれ
21句[夏]
日盛りの石段先にのぼる影 智
22句[雑]
トラと三毛の待つ神社の裏手 稚女
23句[雑]
放課後の学生服は膝のうえ 与太郎
24句[雑]
テニスボールに空気を入れる 十忽
25句[恋の句]
大空にキャチャフライミットにすぽ 苦楽亭
26句[恋の句]
妻の寝息や一心不乱 風樹
27句[雑か恋]
指輪へのときめき失くし風呂洗う 鉄平
28句[雑か恋]
旅行鞄の傷跡なぞり めんこ
29句[月の定座/秋]
名月に照らされ光る車椅子 すみれ
30句[秋]
父が車に新米積んで 智
名残折/ウラ
31句[秋]
ルーキーの大志いやます初紅葉 稚女
32句[雑]
病床にこそ燃え上がれ 与太郎
33句[雑]
高原に風誘いて霧の立つ 十忽
34句[雑]
白い世界に冒険旅行 苦楽亭
35句[花の定座/冬]
冬牡丹あさき夢見し逢いもせず 風樹
挙句[雑]
あなたの歩測あなたの俳句 鉄平